作家紹介

石坂徳平

石坂徳平
(Norihira Ishizaka)

私が師と仰ぎ、この人ならば、この人のためならばと思う方は、表千家茶道の村田暁光先生と、今は亡き美濃焼の洞澤彦次郎先生です。
20代始めにお逢いし、長きにわたりご教授をいただいております。洞澤先生からは物作りの楽しさ、ひたむきさ、優しい笑顔をいっぱいいただき、いつの日か先生の枯れた作品に一歩でも近づくことができたら…と土と炎に向かっています。
村田先生からは、半桂窯の名をいただき『今を満足することなく 日々学べ』と窯名の意味を教えていただきました。道をきわめる難しさを自らの生き方で示し、未熟な私を常に見守っていただいている厳しくも優しい先生です。

私にとって洞澤先生、村田先生は『物を作る者の心のありよう』を教えていただいた大切な師です。お二人の教えに到達するにはまだまだ遠い道のりですが、これからも自分のめざす道を日々学びつづけていきたいと思います。

作家紹介

長野県千曲市桑原の山中に薪窯二基を築き、主に「志野」「焼〆」「黒織部」を作る。
信州美術会会員・長野県工芸会会員・表千家 暁光会会員

個展:上田ゆたかや、長野そごう、八十二銀行ギャラリー82、八十二銀行ギャラリー、プラザ長野、信濃観月苑、人形の山川、ながの東急、他